前回の続きです。
下記の図の様にカイロプラクティックでいう所のズレは、
赤丸で囲った一番左の図でしたね。(前回のおさらい)
実は、普通の医学的な見方からすると、正常です。
しかし、カイロプラクティックでは、
医学上、気にも止められない様な
関節の微細な変化を捉えます。
例えば、骨盤の写真
大前提として、この骨盤の写真は、
病院のお医者さんの診断では異常なしと告げられています。
どこも折れていない、どこも脱臼していません。悪い所は見当たりません。
ご本人も腰痛はありますが、普通に歩いています。
さて、ここからです。
医学上、異常なしといわれた写真ですが、よーく見ると、骨盤の縦や横の広さが
左右微妙に違うのをお気づきでしょうか?
これらの変化は、とても小さく分かりにくいです
通常、カイロプラクティックでは、補助線(黄色)を引いてその変化を捉えます。
例えば、下記の様に、黄色で線引きをすると、(※一部だけで本来の線引きとは違う)
線引きで左右差が分かりやすくなります。
左側が狭く、右側が広いですね。
これらの写真の情報を基に、実際に仙腸関節の運動性と合わせて、評価を行います。
例えば、①右側の腸骨が広い(IN腸骨)、あるいは、②左側の腸骨が狭い(EX腸骨)
あるいは、③右IN腸骨と左EX腸骨の複合 など。
これに、縦方向のPIやASなどの評価が加わります。
カイロプラクティックでは、医学的な異常とは全く無関係に
関節の部分の変位(骨のズレ)を指摘します。
すなわち、医学とカイロプラクティックでは見ているものが
完全に100%全く違うものを見ていることをご理解下さい。
再度、この図を示しました。
カイロプラクティックでは、通常のレントゲンで医学上指摘出来ないような
小さな変位、一番左の赤丸の図がズレです。
このズレのことを、カイロプラクティックでは
サブラクセーションといいます。
次回は、サブラクセーションについてお話しします。
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